気候影響ウェビナーシリーズ|健康被害の最前線 医学誌ランセットが警告~日本とアジアの現状を医療の専門家が解説~(2023年4月20日)

気候変動の影響による被害が、世界各地で確認されています。

その影響の範囲は、異常気象にとどまらず、人間の生活に密接に関わる健康問題にまで拡大しています。

世界的医学誌のランセット(The Lancet)は、ランセット・カウントダウンという国際研究事業により、気候変動による健康や公衆衛生への影響を毎年分析・モニタリングする中で、「対策が取られない場合、気候変動は過去50年の公衆衛生の進歩を後戻りさせることになる」と警鐘を鳴らしています。

気候変動がもたらす健康被害は私たちにどのように影響を及ぼし、生活の脅威になっていっているのでしょうか。熱波の影響が深刻になっている日本では、どういった影響が出ているのでしょうか?

本ウェビナーでは、日本やアジアで確認されている気候変動による健康被害や医療現場の状況について、最新の知見を解説いただきます。

本分野の第一人者が一堂に会し、直接お話を聞くことのできるまたとない機会です。

ぜひご参加ください。

参加申込先(終了しました):https://bit.ly/230420lancet

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気候変動と健康被害の最前線:医学誌ランセットが警告
~日本とアジアの現状を医療の専門家が解説~

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【開催概要】

日時: 2023年4月20日(木)18:00~19:15
形式: オンライン(Zoom、録画あり)※登録後Zoomリンクを送付します。
対象: 報道関係者、医療保健関係者
言語: 日英(同時通訳あり)
主催: 一般社団法人クライメート・ダイアログ、GSCC Japan
後援: 日本医療政策機構、国連広報センター

 

【プログラム/発表資料】

ランセット・カウントダウンとは日本語英語
アリス・マグシン/ケンブリッジ大学 医師

アジアの気候変動と健康被害日本語英語
ウェンジア・ツァイ/中国清華大学 教授(気候緩和と健康)

暑熱に関わる健康被害(日本語英語
オリー・ジェイ/シドニー大学 教授(熱と健康)

日本の暑熱と健康(日本語
橋爪 真弘/東京大学 教授(気候変動疫学)

医療現場の最新状況(日本語英語
アリス・マグシン/ケンブリッジ大学 医師

 

【発表録画】

別ウィンドウが開きます。

 

【質疑応答への追加回答】

時間内に答えきれなかった質問への回答は、こちらからご覧になれます。

 

【発表者略歴(発表順・敬称略)】

アリス・マグシン(Alice McGushin)
医師。イングランド東部およびケンブリッジ大学の医学研究審議会疫学ユニット(MRC Epidemiology Unit)の学術公衆衛生登録医。グリーナー国民健康保健制度(Greener National Health Service)技術アドバイザー。過去にランセット・カウントダウンのプログラム・マネージャーを務める。公衆衛生、グローバルヘルス、公正性、政策に強い関心を持つ。

ウェンジア・ツァイ(Wenjia Cai)
中国 清華大学 地球システム科学部(Department of Earth System Science)地球変動経済学(global change economics)教授。ランセット・カウントダウンのアジア地域センター(The Lancet Countdown Regional Centre for Asia)ディレクター。健康と気候変動に関するランセット・カウントダウンの中国報告書を主導。関心は気候変動対策による環境と健康への影響評価。

オリー・ジェイ(Ollie Jay)
シドニー大学 熱と健康 教授。熱と健康に関する研究インキュベーター(Heat & Health Research Incubator)と熱人間工学研究室(Thermal Ergonomics Laboratory)ディレクター。米国と欧州で国際的な公衆衛生熱波政策に直接影響を与えた大規模プロジェクトを主導。熱生理学、運動科学、熱・生物物理学の分野で20年の経験を持つ。

橋爪真弘
東京大学大学院 医学系研究科 国際保健政策学 教授。専門は気候変動疫学。医師、医学者。気候変動のグローバルな健康影響と適応策について研究。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第6次評価報告書第2作業部会第10章「アジア」にて、主執筆者としてアジアにおける健康影響について執筆。

参加申込先(終了しました):https://bit.ly/230420lance