報告書

気候変動アトリビューション分析:7月に欧州西部で起きた大洪水、気候変動により発生する可能性が高くなっていた

World Weather Attribution(WWA)グループの気候科学者による国際チームが、迅速なアトリビューション分析を実施しました。それによると、気候変動により、7月にドイツやベルギーなどで起きたような壊滅的な洪水が発生する可能性が1.2倍から9倍に高まっていたこと、また同地域でのこのような豪雨は、人為的な温暖化により、今や3〜19%強くなっていることがわかりました。

先月の7月12日から15日まで、西ヨーロッパの一部で極端豪雨が発生し、ドイツのアール川とエルフト川の周囲では1日で90mm以上が降るなど、これまでの記録をはるかに上回りました。ベルギーとドイツでは洪水により少なくとも220人が死亡しています。

World Weather Attribution (WWA)

国連のNDC統合レポート: パリ協定目標達成には「ほど遠い」

2月26日(水)、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、2020年末までに提出された48の国別排出削減計画(NDC)を評価したレポートを発表しました。

国連気候変動枠組条約(UNFCCC)

UNEP 排出ギャップ報告書:グリーン経済復興により2030年排出を25%削減可能

12月9日(水)、UNEPが毎年刊行している年次報告書「Emissions Gap Report 2020(2020年排出ギャップ報告書)」が発表になりました。

UNEP

地球温暖化が近年の日本の豪雨に与えた影響を評価しました

平成29年7月九州北部豪雨及び平成30年7月豪雨に相当する大雨の発生確率は、地球温暖化の影響がなかったと仮定した場合と比較して、それぞれ約1.5倍および約3.3倍になっていたことが示されました。

気象庁気象研究所

Attribution of the Australian bushfire risk to anthropogenic climate change

World Weather Attributionがオーストラリアの森林火災と気候変動の関係についてのレポートを発表しました。

World Weather Attribution

UNEP排出ギャップ報告書 2019(エグゼクティブ・サマリー)

2018年に排出された温室効果ガス(GHG)の総量、今後予想される排出量及びパリ協定目標を達成するための排出量との差である「排出ギャップ」などについて様々な分析を行っています。

地球環境戦略研究機関

Global Climate Risk Index 2020

2018年の気象災害の影響が大きかった国のランキングにて、日本が最大の被害国とされました。

Germanwatch

RE100の2019年版年次報告書

The Climate GroupがRE100の2019年版年次報告書を公表しました。RE100回答企業は、再エネ調達目標達成の主な障害として外部要因を挙げており、世界で目標達成が困難なトップ4カ国は、中国、ロシア、アルゼンチン、日本の順になっています。

JCLP

平成30年7月の記録的な猛暑に地球温暖化が与えた影響と猛暑発生の将来見通し

平成30年7月の記録的な猛暑に対する地球温暖化の影響と猛暑の発生回数の将来見通した結果、工業化以降の人為起源による温室効果ガスの排出に伴う地球温暖化を考慮しなければ、昨年のような猛暑は起こりえなかったことが明らかになりました。

気象庁気象研究所